エルサレムからバスに揺られる事約45分程。
パレスチナ自治区のベツレヘムに行ってきました。
ここ、パレスチナ自治区に行く為にはイスラエルの検問を通過しなければ行く事は不可能です。
パレスチナ自治区に入ると・・・・・。そこには大きな無機質なコンクリート壁で、ベツレヘムとエルセサレムを遮られている分離壁を目の当たりしました。
確か今から20年程前に僕が小学校の5年生くらいの時、ドイツの東西のベルリンの壁が崩壊する姿を部活の朝練をほっぽり出して、担当の先生とTVにくぎ付けになったのを覚えています。
それと全く同じ物が、ここベツレヘムにありました。
そこにあったのは、そのベルリンの壁よりも大きい高さ12m程の壁。。。。。
しかも、その分離壁が建設され始められたのは、本当にごく最近の2002年で全く新しい分離壁です。
この高さ12m、暑さ約50cmの壁によって、イスラエル側とパレスチナ側の平和を保たれているのか?
この壁を作ったのはもちろん、資金力、軍事力で勝るイスラエル側。
こんな壁が、ベツレヘムの街をすっぽりと囲んでします。
そんな壁にはパレスチナ側には様々な訴えやアートな一面もチラホラ。
こんな、バカでかい壁がず~っと続いてます。
中国の万里の長城と見方によっては何にも変わりません。
もしかしたら、100年後くらいには世界遺産になるかも・・・・・・・。
UNESCOさん、是非とも世界負遺産みたいなもの造ってはいかがですか?
メッセージには「世界平和への希望」や・・・・・・・。
イスラエル兵を皮肉ったアート・・・・・・。
ぱっと見は普通の街にも見えるが・・・・・・。
到る所に、よっぽど上から目線で眺めたいのかパレスチナ人の動向をうかがうようにイスラエル側の監視台がある。
まるで、動物園の檻の中にいてるみたいです。
ベツレヘムの街でイスラムで活気づく中で初めて見ました。
なんと・・・・・・、
7ドアのメルセデス・ベンツの タクシー。
合理的な乗り物なんですかね~。
ベツレヘム(パレスチナ側)→イスラエルに戻る検問所。
周りはフェンスだらけ、本当に動物園の檻みたいです。
このゲートで待っているのはほとんどが、パレスチナ系の人ばかり。
イスラエルの兵士は検問所にいるのになかなかゲートを開けてくれない。
イスラエル→ベツレヘム(パレスチナ側)には簡単にはいれたのに・・・・・。
待っても待ってもゲートが開く気配なし。
僕らはここで3時間も待った。
けど・・・・・・・。
ゲートは全く開く気配がない。。。。
よっぽど、パレスチナ系の人達をイスラエル側に入れたくないのか。
結局、タクシーの兄ちゃんがイスラエルに帰るルートが、他にもあるって事を教えてくれた。
もっと早く教ろや~!!!!!!
そして、21番のバスに乗り一路、イスラエルに。
周りは観光客だらけ。
バスに乗ってると、ふと思いついたのが、、、、、、、、
「もしかして、爆弾テロとか起こるのってアラブ人が乗っていないこんなバス?」っていう嫌な予感がよぎる。
なんとか、無事に?
イスラエル検問所に到着ここでもイスラエル兵にパスポートチェック&バスチェック。
なんともメンドクサイお国です。
今まで、イスラム=テロリストみたいな思いが強かったが、ここベツレヘムに来て一体どの国、宗教がテロリストか分らなくなりました。
こんな、感じでこの地域は自分的には平和になるにはまだまだ時間がかかる地域だなって実感します。
想像以上にこの無機質なコンクリート分離壁は両国間の関係と同様に大きく、いつ取り壊されるかも分りません。
もしかしたら、永久に残ってしまうかもしれない分離壁です。
ほんと、複雑な地域です。
おバカな僕にはまだまだ勉強が必要ですね。
IBUX // 2010年03月30日 11:46 PM
うひゃーーー。どえらいとこに行っとりますな!!
根性ありますねーー奥さんもすごいっ。。。
なんかリアルな情報ありがとうございます。
行ってみて肌で感じることがやはり正解なんだと思います。
メディアの情報ではどんな人たちが戦争してるのかって事がわからないからただ怖いだけになってしまいすもんね。
無事に訪問できることを祈っております! IBUX(Quote)
desmo // 2010年04月02日 6:21 PM
いや~、かなり危険と聞いてまいしたけど、思った程ではなかったです(鈍感なので・・・)
ほんと、今までパレスチナ問題は何?なぜ中東で戦争ばっかしてるの?って疑問も実際に行って触れてみると表面上の事は少し理解できます。
けど、そこから先ってのが調べれば調べる程、矛盾がいっぱい出てきて、結局は理解不能になります(笑)
でも、ほんとここイスラエルはそういう現状に直面する事ができてほんと良い経験になりましたよ。 desmo(Quote)
POCHI // 2010年03月30日 9:55 PM
喘いでいるのがテロリスト
欧米列強に噛み付くと、そう呼ばれるようになります。
我々日本人も、欧米列強がアジアを侵略していたとき
噛み付いて、悪の枢軸と呼ばれ
ケチョンケチョンにやられました。
常に歴史は強者の都合が正義となるのです。
ちょっと前も、大量破壊兵器があるといって
某中東の国は占領下に置かれましたが・・・
大量破壊兵器は存在自体が確認できず
しかも、ブッシュ大統領のお友達である
ビンラディン氏はアフガニスタンにいるのに
フセイン氏が叩かれ
結局はアメリカが世界の石油利権を
独り占めしたかっただけの話で・・・
でも、正義を信じてアメリカの若者は
戦争に行くわけで・・・
どっちが悪いのか解らないけど。。。
でも、欧米列強に対する反発として
罪の無い、一般市民を巻き添えにして
主張を通すところは
非常に嫌いですが、
砂漠には砂漠のルールがあるので
我々にその卑劣な行いは
理解できるはずが無いのだなぁ・・・ POCHI(Quote)
desmo // 2010年04月02日 6:08 PM
そうです、砂漠には砂漠のルールがあるように僕らには理解できない所がたくさんありますね。。。
本当に何が正義か分らないっす・・・・・。
結局は戦争は正義という大義名分の旗を掲げた裏側には結局、何かの利権が絡んでますよね。
ほんと、その利権の戦争に巻き込まれる一般市民は残念で仕方がないっす。。。
今後はきっと中国もそのようになっていくんでしょうね。。。。。 desmo(Quote)