チベットに来て翌日。
早速、S夫妻とガイドと共にチベットのシンボルとも言うべきポタラ宮に足を運んだ。ここは歴代のダライ・ラマが暮らしていたり、チベットの政治や宗教の中心となった宮殿。
チベットの高地(海抜3650m)に慣れないまま、ポタラ宮の入口に上がる階段を上がっていくと、すぐに息が上がった。ここは日常では考えられない高度。。。。。何をするにしても息が上がる。
そして、宮殿に入ったとたんにある事に気づいた・・・・・・・・・・。
現在、チベットの宗教的主張ともいえる、ダライ・ラマ14世は1959年から亡命を行い、現在インドのダラムサラにて現在も亡命政府が築かれている。
よって、亡命した1959年から、このポタラ宮は宗教的主張が不在のまま、約50年の時を経て今に至っている。
実際に宮殿の中を見学すると、素晴らしいチベット美術、仏像なんかも見る事ができた。その時に感じたのが、まるでダライラマが亡命してから約50年間は完全に時、歴史が止まっているかの様に感じた。
しかも、観光用に当時の部屋、仏像なんかをを展示してあるので、余計に時が止まったかのようだった。
中は、バターろうそくの匂いで初めは慣れないが、徐々にこの匂いにも慣れてくきた。宮殿内にはかなりの部屋数があり全部を見る事は出来なかったが、十分満足の出来る見学ができた。
これらの、時と歴史が止まったチベット文化。次に動き出すのはいつなのか?はたしてそれが、中国によって動き出されるのか、楽しみなようでとても不安だ。
中の展示品はとても素晴らしかったが、残念ながら、内部の写真は撮影できなかったのが残念。
ポタラ宮内部のトイレもちろん、水洗はあるわけないので、このようなボットン便所。。。。。。
少し写真では分かりにくいが、便所の穴の下(20mくらいある)が丸見えでかなり爽快で気持ちが良い。
その後、歴代ダライラマの避暑地、ロンブリンカに向う。
また、ポタラ宮の様に威厳さは欠けるが、その分、避暑地だけあり花等も多くどこか公園の中の一部のようだった。
ここは、歴代のダライラマの建物があって、それぞれの歴代ダライラマのその当時にあった趣味の物なんかも展示してある。
その後は、デブンゴンパに向かう。チベットの中にこの「ゴンパ」という名前がよく出てくるけど、その意味は仏教僧院という事。
実際、このゴンパには過去10000人程の僧院が住んでいたが、僧院達は中国の文化改革で刑務所に送られたり、殺されたりして現在は500人程にしか住んでいない。。。。。。
すこし、寺院内を散策すると、そんな激減したチベット僧達が強烈な日射を遮るようにちょっとした広場で修行を行っていた。
何やら、若い僧、年配の僧が2人1組で問答を行っていた。この中の若い僧達は正式な僧ではないらしく、実際はかなりハードルの高い試験をクリアしなければならないらしい。。。。。
なので、この僧達はいわゆる、ジャーニーズJrならぬ、チベタン僧Jr!
そら、誰でもすぐに僧なれたら、日本の〇田無道みたいなんが生まれるよな~。
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