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プノンペン郊外で

2009年05月21日 · コメント(4) · アジア, カンボジア, 世界旅行

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プノンペンから約10キロ

キリング・フィードに足を運んだ。名前からも想像できるように、ポル・ポト派によって1975年から1979年に大量虐殺が行われた現場だ。

そこにある慰霊碑の中には今も8000以上の頭がい骨が僕たちを見下ろしていた。

大虐殺により、何万人もの住民が、処刑されたり、他の者は栄養失調、病気等で亡くなった。

その中にも、日本人も数多く消息を絶った方も多いと聞いた。

当の本人のポル・ポトはこの世にはいないが、その他の幹部等がまだ生存しており、現在も裁判は引き続き行っている。

ほんの、ちょっとカンボジアを覗いた私たちでさえ、その時の爪痕は大きいと

感じられたが、きっとカンボジアの国民達は計り知れない苦しみに堪えてきたのだろう。


一度は、ポル・ポトにより国家が疲弊し、現在は立ち直り、更なる発展をする事を切に願う。

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その後、プノンペン近郊のストゥーニンチェイ郡のゴミ収集地域に立ち寄る。

ここは、毎日プノンペン近郊から400台ものゴミ収集車があつまり、ゴミを野ざらしにしてある地域。


ここに、暮らすストリートチルドレンが多数いて、そのゴミの中から資源を(缶、瓶、アルミニウム)一日何とか集めれて1ドルの収入を得る為、3歳くらいの子供から大人まで、

黙々と集めていた。


もちろん、ゴミと言っても日本みたいに分別はしていない。

あるのは生ゴミがほとんどで近づいた途端に、刺激臭が鼻を襲う。


ちなみにタクシーで行ったのだが、運転手にゴミ収集所からかなり離れた所で降ろされた。

それだけ、運転手も近づくのは嫌いらしい。


カンボジアにはたくさんの国からNGOやNPO等が活動していて、先進国による援助

が行われてはいるものの、ここのストリートチルドレン達をみてみると、ほんと、

この国、社会全体の構造の改革が必要なのは痛感した。


僕たちはただの旅行者で、カンボジアの国に手助け、貢献できることはできないかもしれない。

日本という国に生れて本当に幸せに思った。

まず初めに遠い国からでもしてあげれるボランティア。

それは、その国の貧困に直面している事を、少しでも関心を抱いてあげるのが、その国に

対するボランティアなのかもしれない。


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コメント (4)

  • sana

    キリングフィールド衝撃的ですね。
    あたしは1人で行ったら恐怖を感じました。

    ホント何事も関心を持つことがまず一歩ですよね。

    そーいえばバラナシで皆既日食ですね。
    ガンジスwith皆既日食ってかなりレア。

    ちなみにその日はmy birthday.うふ(^▽^)v
    奄美に少しでも近づこうと、沖縄に飛んでみます。

    きれいに見れるといいですね♪  (Quote)

    • admin

      キリングフィールドもそうやけど、トーゥルス・レーンの方が、衝撃的やった。

      写真をとったら、心霊写真が写りそうで、ようシャッターを押せんかった。

      おー、沖縄まで、見に行くんですか?
      皆既日食に誕生日、なかなか確率が低くてめでたいじゃないですかー。

      沖縄とかやったら、ほぼ皆既日食に近い形で見れんかな?
      お互い、晴れ、しかも雲が無い状態を祈りましょう。  (Quote)

  • IBUX

    サンクチュアリーっという熱っついマンガの設定がまさにその時代のカンボジアから帰還した日本人が日本を変えるというお話。彼らは日本の豊かさが行き過ぎて原始的な生きるエネルギーを日本人に感じなかったらしい。
    日本を離れてみるとつくづく考えさせられる国、日本ですね。  (Quote)

    • admin

      そうです。サンクチュアリに出てきたプノンペン。

      じゃんけんで裏の世界と表の世界でトップを決める。熱い過ぎるマンガですよねー。

      「この国(日本)の人間は死んだ魚の目をしてる」でしたっけ?かなり衝撃的でした。

      ちょうど、僕らが、生まれた年くらいがポル・ポトのピークなんで、世代的にも親近感を覚えます。  (Quote)

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