Journey-life

チェコのプラハから悪名高い寝台列車に乗って、ポーランドのクラコフという街にやってきました。

ここクラコフは映画のシンドラーのリストの舞台になった場所でもあり、中世の佇まいを残す街の一つで世界遺産にもなってます。

そして、このクラコフからバスで1時間程走るともう一つの変わった世界遺産があります。

そう、かの有名な・・・・・・・・。

アウシュビッツ収容所。

もはや、説明不要の負の世界遺産。

いわゆる、ナチスの強制・絶滅収容所。

暗い過去の世界遺産と言う事で、今回は写真はモノクロです。

収容所内、おびただしい数の収容寮がある。

収容所施設の入口。

アウシュビッツ入口の門。

上部プレートには「働けば自由になる」という文字。。。。。。。

庭で銃殺される所を見せないように窓には木で目隠しされてる。

収容所周囲には、高圧線で囲まれていた。

毒ガス室の煙突。チクロンBという毒ガスを使って大量に殺戮した。

収容者に対して、ナチスは「お前たちに出口はない、あるのは煙突の出口だけだ」と言ってたという。

アウシュビッツの所長ヘスがドイツ敗戦後に絞首刑になった絞首台。

アウシュビッツから３㎞離れたビルケナウ（通称アウシュビッツⅡ）

有名な収容所内に線路が敷かれている収容所。

俺的には、ドラマ白い巨塔で、財前教授（唐沢寿明）がここビルケナウで死を回想するシーンを連想してしまう。

敷地内には多くの世界各国から供養の花束が置かれていた。

水も無く、沼地の上に建てられたビルケナウ、収容 所。

ほとんどの人がガス室、重労働、等で命を落とした。

収容所内のトイレ。

毒殺され、焼却された遺体の灰を廃棄する為に沈めた池。

ビルケナウ（アウシュビッツⅡ）内の線路。ここで、列車から下ろされ選別されたらしい。

列車から下ろされて、そのままガス室行きになる人も大勢いたらしい。。

ここアウシュビッツは訪れた時は眩いばかりの青空といくつもの飛行機雲で覆われていた。

しかも、敷地内部には春の訪れを告げるタンポポの花が一面に咲き乱れ、そんな暗い過去を持つ場所とは到底思われない場所だった。

当時、この絶滅、強制収容所内にいた絶望の中にいた人達も、この様な美しい空、タンポポを眺めていたんでしょうか。

つい数ヶ月前に行ったイスラエルにおけるユダヤ人がパレスチナ人に対して行ってる行為とは、規模は違えど、全く正反対の行為がなされた場所、アウシュビッツ。

おバカな私は、余計に頭が混乱してきます。。。。。。。

個人的にはこういった、アウシュビッツが負の世界遺産に認定されるのであれば、アメリカが日本に対して原爆を落とし無差別、殺戮を行い、現在もレストアし てアメリカ本国に展示してある飛行機。

エノラ・ゲイも負の世界遺産としてユネスコが認定してもらいと、切に願う。