マドリッドから地中海に面した街、バレンシアにやってきました。
3月15日から19日まで、ここバレンシアではスペインの3大祭りの一つとも呼ばれる「サン・ホセの火祭り」が行われます。
その祭りの開始と同時にバレンシアの闘牛場で闘牛を開始し、スペイン全土の闘牛シーズンが始まるらしいです。
なので・・・・・。
この日、見に行った闘牛はいわゆる野球でいう開幕戦みたいなものでしょうか?
そして・・・・・・・。
闘牛開始、2時間前にもしかして売り切れと思い会場に足を運ぶと既にダフ屋だらけ・・・・・。
しかも一枚20ユーロのチケットが100ユーロ。。。
高すぎる・・・・・・。
でも、チケット売り場の窓口が開いていたんで、そのまま買いに行くとあっさり買えました。。
お値段は一人40ユーロ。
少々、値段は高い気がしたがせっかくここまで来たのだから、見ない訳には行かない。
ヨーロッパではケチってたら何もできません。。。
会場内にはいると・・・・・・・。
自分の席にさえ座りに行けない程の人。
そう、既に闘牛が始まってました。
なんとか、係りの人に誘導してもらい、自分の席に座ると改めて闘牛場の大きさと人の多さにビックリ。
みんな、掛声で「オレー」なんか連呼しまくりです。
初めにトランペットの音が響くと。、約500kgの牛が突如門から出てきて、ピング色のマント(カポテ)を持った数人の闘牛士の見習?
が牛を動かしまわします。
牛に追われてヤバそうになった時には、バリケートみたいな所に隠れたりします。
思ったより牛はかなりすばしっこくて強暴でした。。。。
なんか、この時の牛の動きを見て闘牛士(マタドール)が牛の癖を攫むらしい。
続いてトランペットが鳴り響いて、馬に乗った槍を持った人が場内に入ってきました。
僕も初めは闘牛とはいきなり、闘牛士(マタドール)と牛が一対一で勝負するのかと思ったら大間違い。。。。。。
まだまだ、闘牛士は出てきません。
そう、あんな凶暴な牛をいきなり相手をするととんでも無い事になってしまします。
なので、ちゃんと儀式みたいな のがあってこの槍を持った人間が股がった馬に向かって牛が猛突進して、馬が牛を受け止めてる間に槍をもった人間が槍で牛の角あたりをザクザク射して弱らしていきます。
牛を受け止めてるお馬さんが気の毒で仕方ありあせん・・・。
槍を突いてもまだまだ、牛は弱りきれないので、、、、、、
次に・・・・・・。
次に銛を2本持った男が3人交代で牛を刺していきます。
(写真をつなげて動画っく加工しました。若干ピントはあって見づらくてすいません。。。)
まだまだ、牛は元気なんで、この役割の人がかなり根性がいると思います。
個人的には刺してた瞬間に逃げていく姿がコミカルで面白いです。
そして、3人が銛を2本づつ牛に刺した後にとうとう闘牛士の登場。
この時には、牛も当初の闘争心はかなり弱くなってます。。
闘牛士が華麗に牛をカポテ(マント)で色んな技で翻弄して、会場を更に盛り上げる。
牛は赤い布に興奮するのではなく、むしろ赤い布に反応して興奮するのは人間らしいです。
再度、トランペットが鳴り響き・・・・・・。
最後に一刺し。。。
すると、牛も口から血を吐きながら息を途絶える。。。。。。
そして、息が途絶えた牛を馬が引きずって場外に搬送。
最後の、牛にとどめを射すのが一回だったり、二回だったりすのと歓声が全く違う。
もちろん、一回で牛を殺すと会場から白い布きれみたいものを一斉に振りながら闘牛士を讃える。
鮮やかに牛を殺すと最後に殺した牛の両耳を闘牛士が貰えるみたい。
この耳を集めると凄い栄誉になるらしい。。。
そんな感じで、闘牛を二時間半くらい見ていて結局、六回くらいはこのような闘牛を見た。
スペインの伝統的な競技で、まるで日本で言うと相撲とか歌舞伎みたいなものと同じ様なのものか?
見ていて感じたの は、凄く形式的で美しい。(かなりグロイ部分もあるが・・・・)
しかし、日本の昨今の相撲人気と同様にスペインでも牛を殺す事によって動物愛護団体から反対があって今は衰退しつつあるらしい。
そんな、奥深い闘牛。
たった一日で理解するにはあまりにも奥が深い競技だが、その一瞬でも垣間見えていい経験になりました。
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