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日本から最も遠いようで、最も近い街 inイグアス移住区

2010年01月12日 · コメント(0) · パラグアイ, 世界旅行, 中南米

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アルゼンチンに入国するも、イグアスの滝を見た後、すぐに隣国に向かって移動して行った。

その国とは・・・・・・・・・・・・

パラグアイ!!!!!!!!!!!!!

「パラグアイ?」

旅行者と、サッカー関係者と、よほどウイニングイレブンをしてる人以外はほとんど、聞いた事のない国、パラグアイ。特に何をする目的もなく、アルゼンチンのプエルトイグアスからパラグアイの国境の街、ジウダー・ダル・エステ行きのバスに乗って向かうと。

まず、少しだけブラジルの一部を通って行かないといけない。

もちろん、ブラジルのビザは必要だが、僕たちは持っていなかったが、そこらは適当。

ブラジル国内を通っても、入国、出国スタンプは全く押さない。かなりテキトーな感じでバスに乗ってる時間30分でアルゼンチン~ブラジル~パラグアイと移動してしまった。

南米は広大だが、なんか、ちょっと得した?気分で、無事にパラグアイに入国。

バスのおっさんに、「パラグアイ国境のボーダーで降ろして」言わないと、そのままバスはボーダーを通過してしまうので、パスポートにスタンプを押せないので、後々、めんどくさい事になってしまうので、必ず運転手に言うようにしましょう。


そんな、ジウダー・ダル・エステ。国境の街という事で、免税エリアらしく、多くの人で賑わっていた。

すでに、この国境を見る限り、南米の雰囲気は無く、完全に東南アジア的な雰囲気が漂っていた。



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バスを降りる目印は、このエッソの看板くらい。

ちゃんと、バスの運転手に「41㎞地点(クワレンティ・ウノ・キロメトロ)」を連呼しましょう。

そうすれば、ここ目的地41㎞地点。

国道が走ってる、タダの田舎町に降ろしてくれます。


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ここ、41㎞地点は南米に数ある日本人の移住地。通称「イグアス移住地」

約50年前にJICAによって、開発された土地で、日系の移住地としてはかなり、新しい部類に入る街だ。

なので、住んでいる方も、1世の方が多て、もちろん日本語は普通に喋る。

他に日系の街、ハワイ、サンパウロの街なんかは、すでに移住の歴史が古くて、現在では5世、6世の人達も多くて、日本の文化は残るものの、

この、新しい移住地のイグアス移住地に比べると、日本の文化はかなり、薄い。

そんな、イグアス、移住地。

街は本当に、何も無い(笑)

道路なんか、まだまだ、未舗装で、この土地、特有の赤土色をした道路がむき出しになっている。

この、移住区で約250世帯、約600人ばかりの人達が日本と真反対のこの地で、主に農業を営みながら、今でも日本と変わらない生活を力強く営んでいる。


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僕らが宿泊してる、福岡旅館にある、美容室。

まるで、昭和初期と変わらない風景。

本当に時が止まったような感じが今でも感じとれる。こんな、古き良き昭和の匂いが街のあちらこちらでも、目にする事ができる。


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街の日本人会事務所。

街の中枢部分。


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農協がこんな、パラグアイにもありました。

レジでは普通に店員が「イチマン、グァラニィーのお釣りです。」なんか言われると、

「ハッ、ここは日本?」みたいに一瞬、日本と勘違いしてしまいす。



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農協の中には日本食がたくさん。

納豆(マジうまい!!!)、あんぱん、日本米、豆腐とあらかたの日本食は大体揃う。


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その、農協には何故かライフル銃も売られていた。

これで、お値段は約40$。安っ。

さすがに日本移住地でも、ここはパラグアイ、治安は激悪です。

自分の敷地内、半径100mやったかな?に入ってくると、発砲しても構わないらしい・・・・。

日本とはかけ離れてる・・・・・。


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街の中には鳥居なんかもあります。

パラグアイ人が作ったのか、少し形が変?

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皇室も、この地で植樹されてました。


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街に教会もあった。

でも、お寺や神社は見当たらない・・・・・・・。

やはり、パラグアイがキリスト教の国だから?


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そんな、小さな街にある数少ない、飲食店の一つ(確か3,4件くらいしかない・・・)

看板も何も無いので、普通では絶対に分らない、民家のラーメン屋。土日の2時間だけ営業

ラーメン&ぎょうざは絶品でございます。

こんな、何も無い「イグアス移住区」ですが、居心地は抜群にいいです。

夜には、街には一件しかない居酒屋なんかにいったりして(居酒屋といってもお酒だけ出してくれる、つまみは自分で持ってこなければ、ならない)日系一世の日本の飲み屋に普通にいてそうなおっさんの、貴重なフロンティア・スピリッツの話を聞いたりして楽しかった。

ま、一応、酔っ払いのおっさんの話だが・・・・・貴重な話だ。(笑)

たまには、酔ったおっさんお話もいいもんだと感じた日だった。

ちょっとだけ、この地でゆっくりしてみようと思います。

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